二上山にあった山城・守山城とそのふもとに開けた城下町のことをお話しましょう。
高岡の北西には、二上山(ふたがみやま)という300メートルに満たない山があります。私が小学生の頃は、273メートルという二上山の高さを、フタ(2)ナミ(7)サン(3)などといって言って覚えましたが、この40年ほどの間に二上山が隆起したのか、今では274メートルだという。「そんな馬鹿な」と思いいろいろ調べてみましたが、あらゆる資料に274メートルとされていました。たった、1メートルでムキになることもありませんが、時移ろえば山の高さまで変わるのですねぇ・・・。これには、驚きましたね。
この二上山は、万葉集にも読み込まれています。
玉くしげ 二上山に 鳴く鳥の
声の恋しき 時は来にけり 大伴家持 |
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大伴家持像
大伴家持が越中の国守として赴任したのは、天平18年(746)。5年間の滞在中に多数の優れた歌を残した。 |
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