寒仕込み用のお米を収穫しました
無事、今年もお米の収穫が終わりました!
ヤマゲンでは3年前から富山の米農家・関野さんと米作りをしています。
関野さんはとてもまじめな農家さんで、休みなしで田んぼの手入れをしてくださっています。
栽培に選んだお米は、富山県てんこもり米。
昨年度は特Aを獲得した、とてもおいしい品種です。
そして、このお米は1月の寒仕込みに使用する特別米。
できるだけ遅い時期に収穫できる品種をということで、てんこもりに決まりました。
今年は5/27に田植えを行い、10/11,14に収穫を行いました。
今回は、収穫の様子をレポートしたいと思います。
どっしりとしたきれいな稲穂です。
お米が大好きな弊社社長も大喜びです。
コンバインで刈り取りをしていきます。
運転操作は左手のレバーで。進行方向に倒すと前進し、逆方向に倒すと後退します。
簡単に見えますが、右手では刈り込みの深さなどの調節をするので、難しいです。(免許も必要ですよ!)
籾(もみ)が満タンになるとランプが点灯します。
籾をコンテナカーに移送します。
どんどん出てくるので、均しながら。
均一で、きれいな黄金色です。
精米するのが楽しみです。
田植えをしてから、台風がきたり、日照不足の問題があったり、今年はとても心配していましたが(農家さんの心配とは比になりませんが)、関野さんの細やかな手入れのおかげで、昨年と遜色ないおいしいお米ができました。
関野さん、ありがとうございました&お疲れ様でした!
実は私にとっては田植え~稲刈りを自分の目でみて、肌で体験するのは初めてのことでした。
その中で、関野さんからは「土壌作り」の話も伺いました。
「その土壌ごとに必要な手入れの方法は全く異なる。」
例えば、肥料が変われば、土壌の微生物バランスが変化し、生み出される栄養素も変化する。
その栄養素を吸収しながら育ったお米の味は当然変化していく。
よく考えてみると当たり前のことなのですが、農業をイメージしたときにはどうしても作物(土から上)のほうにばかり意識がいってしまい、土壌について考えることは今までありませんでした。
この話を聞いて思ったのは、米作りも味噌作り、そっくりだな、ということです。
土壌作りは、みそでいう糀作りに似通った部分があります。
みそを作るときにも糀というベースを整えなければ、独特の香りや味を生み出す酵母や乳酸菌が育ってくれません。
そしてそのベース作りの条件は一概には言えず、気候・水・蔵つき酵母(土壌の場合は土つき酵母?)などの条件によって多種多様。
その土壌や蔵に合った方法を模索していくことで、よりおいしいものを生み出していける、という点で農業や発酵業は共通していると感じました。
というわけで、お米作りないしは農業に非常に興味がわいてしまいました。
土壌作りのレポートもそのうちできるようにしたいと思います。
次にこのお米にお目にかかるのは寒仕込み本番の1月。
ヤマゲンでも寒仕込みの準備が着々と進んでいます。
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このお米が使われている商品は以下です。